Wordle の日本語対応をしてみた
Wordle クローンが github に公開されているが、それを日本語化してみた。
ブラウザ上のキーボードを変更し、(物理の)キーボード入力を日本語に変換する形にした。
日本語入力ではなく、アルファベットをタイピングするとひらがなに変換する処理とした。
ほかの Wordl 日本版を見ていると、仮想キーボードを廃していたり、入力は IME に任せるといった処理が多いようだ。
これは、実際にやってみて感じたのだけれども、アルファベット入力を日本語にするためのルールがとても多い。
アルファベット > かな変換は思いの外ルールが多い
ひらがな一文字にするくらいならそんなに大変じゃないけど、 あいうえおと ん以外はアルファベット2文字か3文字が相当する。 し みたいに si shi といったように複数の対応がありつつ、文字数も 3 文字になるケースがあるというのも厄介だ。
さらには、きゃ なんかはアルファベットの3文字の入力に対応する文字が二文字になる。
んの問題
それから、まだまだ問題はある。 ん の問題だ。 んは、 n を入力した段階では、 んになるか な行になるかが確定しない。 次の入力を待たないといけないのだ。 ルールをスッキリさせるには、確実に ん であることが確定するnn の入力を ん としたい気持ちはあるが、そうもいかない。
たとえば、もんだいという単語の入力を考えると、 ん が確定するのは、 mond と d を入力したタイミングだ。 確かに、monndai と入力させるというルールにすればスッキリする。しかし、ユーザの UX は著しく損なわれてしまう(自分が耐えられなかった)。 そういうわけで、 ん の入力のためには、次の入力を待って、その入力を次に保持しつつ、 ん の入力を確定させる必要があるわけだ。
っの問題
もう一つ、ルールから外れた文字があり、 っ である。 ちいさい「っ」。促音。
これも、 ん のケースと同様に、次の入力を待たなければならない。 とはいっても、 ん の処理をした後では、やることはほぼ同じだ。 子音のアルファベットが重なっているときは、 っ を入力してあげれば良い。 そのうえで、重なったアルファベットの一つは読み捨てて、一つを残して次に渡してあげれば良い。
そんなこんなで日本語 WORDLE でもスムーズに良い感じで日本語入力が実現できるようになったと思う。
コードは元のものをそのまま愚直に拡張したので、リファクタリングが必須なコードに仕上がっている。
https://github.com/ckazu/word-guessing-game
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